100歳を越える工場。(現役!)

枝光地区にある近代産業化の遺産といえば、
1912(大正元)年に建てられた安田工業の工場が、
枝光2丁目にいまも残っています。

門の外から、約100年前の工場をパチリ!
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安田工業は、日本で初めて鉄製の洋釘をつくった会社で、
この工場の設計者は、辰野金吾(たつのきんご)。
東京駅や日本銀行を設計した日本を代表する建築家です。

隣りの戸畑区にある「旧松本邸」の洋館
(こちらも近代化遺産の一つ)も辰野氏の設計だとか。

では、工場の裏手に回って、パチリ!
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複雑な屋根のラインが面白いですね。
ちなみにこの安田の工場は、前回紹介した
「鉱滓煉瓦(こうさいれんが)」で造られている
最大級の施設なんだそうです。

屋根の向こうには、山の上まで住宅が密集する
枝光らしい光景が写っています。
(つづく)