高校入試の社会<歴史>の対策では、
大まかな時代の流れをつかむことが大事です。
具体的にいうと、
縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→
鎌倉→南北朝→室町→戦国→安土桃山→
江戸→明治→大正→昭和→平成→?
まずは、これらの時代の名称と順番を覚えること。
あらかじめ頭の中に、各時代の箱(引出し)を
作っておいて、その中に人物や出来事などの
細かい情報を関連づけて整理していきましょう。
整理用の引出し(時代区分)を用意しないまま
とにかく手当たり次第に頭の中に詰め込むと、
乱雑な机の上やカバンの中身のように
情報もぐちゃぐちゃになってしまいます。
たとえば、聖徳太子って何時代の人?とか
応仁の乱と承久の乱ってどっちが古い?とか
時代も人も出来事もバラバラになります。
まずは、時代名と関連づけて覚えましょう。
それぞれの時代の箱につけるラベルとして、
各時代のイメージをイラストに描いてみるのも
歴史を身近に感じる(=記憶に残る)方法です。
たとえば、弥生時代は卑弥呼とか稲作とか、
奈良時代は大仏とか、室町時代は金閣寺とか…。
なんでもいいので、この時代といえばこれ!
そんなビジュアルを思い描いてみましょう。
あとで、細かい知識をどこまで覚えるかは
各自の暗記能力や歴史が好きかどうかにも
関わりますが、歴史が苦手な人はとくに、
まず時代の順番をきちんと覚えましょう。
どうしても時代の順番が覚えられない人に
おすすめなのが、♪「もしもしかめよ」の
曲に乗せて覚える方法です。
もし・もし・かめよ・かめさんよ
(じょう・やよ・こふん・あすかなら)
せかいの・うちで・おまえほど
(へいあん・かまくら・なんぼくちょう)
あゆみの・のろい・ものはない
(むろまち・せんごく・あづちもも)
どうして・そんなに・のろいのか
(えどめい・たいしょう・しょうわへいせい)
時代区分については、
古代→中世→近世→近代→現代といった
より大きな歴史の区分もあります。
問題によっては、掲載された年表に
○○時代という区分が書かれていなくて、
世紀の数字と、古代→中世→近世→近代といった
表記しかされていない場合もあります。
たとえば「中世」は何時代から始まったか
覚えていますか? そう、鎌倉時代からですね。
近世は安土桃山から。近代は明治から。
現代は戦後からと覚えておきましょう。
こちらの大きな区分も入試ではよく使われますので
必ず時代名と合わせて、覚えておいてください。
ちなみに、時代名を覚えるのに
こんな歌もあります。(↓YouTube動画)
♪「歴史と遊ぼう」byレキシ