われらがこころ、北中に。

少子化のため2001年に廃校となった
枝光北中学校の同窓会サイト

「北中ゴー!ゴー!」
少しずつリニューアルしています。
引越しを境にレンタルサーバーを変えたので、
そのついでにスマホでも読みやすいサイトにと
手を加えています。

いるのですが、私自身はスマホをもってないので、
とりあえずクリックするボタンと文字を
大きくしとけばいいかな、くらいの対応力です。

とりあえず、取り壊される前の校舎の写真と
1980map
18期生の3年間(1977~1980)の思い出
まとめなおしました。

私の記憶だけでなく、同級生との昔話や
文集から拾ったネタ、教えてもらった情報、
当時のヒット曲やTV番組などの資料も載せて、
あのころの空気を再現しています。

作業しながら感じたのは…
学生時代の思い出や体験というのは、
学校の雰囲気とか、友だちとの出会いとか、
自分だけではどうこうできないわけで。

短いながらも幸福な時間を過ごせたこと、
くだらないことや他愛のないことを含めて
楽しい思い出にいっぱい恵まれたことは
今あらためて、貴重なものに思えます。

古語の「ありがたし(有難し)」には、
「めったにない。めずらしい。貴重だ」という
意味があるようですが、それが感謝の思い
「ありがとう」に通じるのもわかる気がします。

幸福な記憶は、決して一人では作れない。
楽しかった学生時代の思い出というのは、
みんなでつくった作品のようなものですね。

では、ロバート・バーンズの詩「わが心高原に」を
下敷きにした「われらがこころ、北中に」をどうぞ。

われらがこころ、北中に。
教室の窓から眺めたキョウチクトウの緑の葉陰に。
われらがこころ、北中に。
ボールを投げ、打ち、追いかけたグランドの三角ベースに。
われらがこころ、北中に。
必勝!やら、根性!やらの落書きがいっぱいの部室に。
われらがこころ、北中に。
昼休みにビートルズやユーミンを流していた放送室に。
われれがこころ、北中に。
冬はしびれるほど足が冷えたコンクリート床の技術室に。
われらがこころ、北中に。
体育祭のフォークダンスで、照れながらそっと握った手に。
われらがこころ、北中に。
下敷きでピンポンをしたり、腕相撲をした教卓の上に。
われらがこころ、北中に。
借りても読まずに返してしまった図書室の本に。
われらがこころ、北中に。
掃除をサボって、箒と雑巾のホッケーに興じた廊下に。
われらがこころ、北中に。
修学旅行前、新幹線に乗る練習をした体育館のパイプ椅子に。
われらがこころ、北中に。
文化祭の大道具を塗る顔料で汚してしまった制服に。
われらがこころ、北中に。
授業中、先生の目を盗んで回ってきた手紙の言葉に。
われらがこころ、北中に。
ちぎって投げた消しゴムにふり返る、クラスメートの表情に。
われらがこころ、北中に。
いくつになっても、どこにいようと
あの北中を、ぼくらは忘れない。