えだみつきた文化祭2015(2日目)

昨日に続いて、枝光北市民センターの
文化祭を取材してきました。
本日25日のメインプログラムは、
講堂ステージでの各クラブの芸能発表です。
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18のクラブが全70タイトルを披露。
総出演者数はなんと、のべ130人!
そのほとんどが“お年寄り”と呼ぶのも
はばかられるほど、若々しく芸達者な方々。

今回は、枝光ロコの取材ということで、
1番目の大正琴ポピーさんの「故郷を離るる歌」から、
大トリの日舞クラブさんの「奥の細道」まで
ぜんぶ見ました。見とどけてきましたとも。

いやぁ、凄かった。
まるで異文化の一大スペクタクル!笑

皆さん人生経験ゆたかな方々ですから、
その趣味・センス・文化も実にさまざま。
いろんな世界があるんだなぁ…と
驚かされっぱなしでした。

曲のジャンルだけとってみても、
日本の民謡に唱歌、なつメロに昭和歌謡、
演歌にゴスペルにハワイアンに、ロシアの歌謡に
スコットランド民謡、洋楽のスタンダード…etc。
はじめて聴く曲もいっぱいありました。

たとえば、微妙な節回しの日本の民謡とか、
残念ながら私には理解する力がないため
はたして上手いのか、そうでもないのか、
正直よくわからなかったりするわけですが。
もともとそういう唄なのかな、とか。笑

17人の女性コーラス「コーロ・ビーボ」に
9人の男性コーラスが加わっての
混成合唱もすばらしかった。
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「広い河の岸辺」という曲、知ってます?
聞いてる方が恥ずかしくなるほどの
甘~いラブソングでした。こんな歌詞の。

「♪もしも小舟があるならば
こぎ出そう ふたりで~」

もう後期高齢者だから…なんて
言ってる場合じゃない。
男性がロマンチックに「漕ぎ出そう」と
女性に歌いかけるわけですよ。

で、こぎ出した二人は、どうなると思います?

「♪ふたりの舟は沈みかける
愛の重さに 耐えきれず~」

真剣に歌っている姿が余計におかしくて、
思わず笑いのツボを押されてしまいましたが、
もちろん耐えました。耐えきりましたとも。

さて。踊りの出演者は、ほぼすべて女性でした。
(最後に紹介するヒップホップダンスで、
唯一男の子2人ががんばっていました!)

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可愛いコスプレのようなカントリーダンスありーの、
美しくて優雅なフラダンスもありーの、
ドラマ「マッサン」の主題歌「麦の歌」に合わせて
元気もりもり健康体操が披露されたかと思うと、
一転、演歌の世界を艶やかに演じる日本舞踊があり、
もう圧倒されてクラクラしてきます。笑

「待ってました!」と掛け声が飛び、
まるで大衆演劇のような世界がそこに。
会場の皆さんも、実に楽しそう。

どうやら演歌の世界  女歌と男歌に即して
藤あや子的な艶っぽい「女舞い」と
北島三郎的な凛々しい「男舞い」があるようで、
男舞いは、女性が吉田松陰や沖田総司を演じ、
キリッと型をキメ、観客に流し目をくれるのです。

司会者が「同じ女性ながらゾクッとします」と
言ってましたが、毎年楽しみにしている
ファンの方もいらっしゃるようでした。

2日目のステージで貴重だったのは
若い人がやっている2つのクラブでした。

女性6人組のコーラス「tutti(トゥッティ)」は、
映画「天使にラブソングを」で歌われた
ゴスペル「Hail Holy Queen」などを披露。

演歌に日舞といった濃厚な演目が続くなか
清涼剤のように爽やかなコーラスで会場を魅了し、
近くの席の高齢者が「若いって、いいねぇ」と
しみじみと言ってました。私も同感でした。

もう1つは、子どもたちが中心メンバーで
ヒップホップダンスを披露した「Shiny Branch」。
シャイニー・ブランチとは、光り輝く枝。
つまり“枝光”のことなんですね。

では今回、いちばん盛り上がった(と私が感じた)
Shiny Branchのステージのほんの一部をどうぞ。

今回、2日間に渡ってたくさんの写真を撮ったので、
そのうち、レコレポ(HP版)にアップします。

えだみつきた文化祭2015

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10月24日(土)に市民センターで開催された
「えだみつきた文化祭」を取材してきました。

この日、講堂では10時からの式典に続いて
保育所の子どもたちによるおゆうぎや
小学校や中学校の生徒らによるリコーダー演奏、
午後からは50年の伝統をもつ童話大会など
子ども中心のステージが繰り広げられました。

裏の駐車場には、幾つものテントが立ち並び、
PTAやシニアの皆さんが協力しあうなか
カレーやうどん、肉まんなどのバザーが大盛況。
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そのほか、子ども福引き大会やお茶会などもあり、
センターの各部屋や掲示板には、ところ狭しと
さまざまなクラブの作品が展示されていました。

文化祭は、地域行事がさかんなこの地区でも
小さな子どもからお年寄りまで、多くの人が関わり、
市民センターが最もにぎわう日です。
準備された方々は大変だったと思いますが、
みなさん笑顔で、いきいきしてました。

たくさん撮ってきた写真のなかから、
どれをアップしようか迷ったのですが、
今回はこの動画(約30秒)にします。

子育て支援のフリースペース「元気っこひろば」に
参加している小さな子どもたちによるおゆうぎです。


会場内には「きゃー、かわいー」の声があふれ、
観客の皆さんはメロメロになってました。笑
このかわゆさ、地域の宝というか、アイドルですね。

枝光まちなか芸術祭2015(パートⅡ)

10月11日の夕方、枝光八幡宮の境内で
Baobabさんの素晴らしいパフォーマンスがありました。

前回に続き、アーティストや作品について
何の知識も先入観もないまま、まちなかのヤジ馬として
ぶらっと立ち寄って観てきたので報告します。

神無月、そろそろ“逢魔が時”という頃に現れたのは、
若い男女6人のダンスグループ。

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ときには天女のように、ときには死霊のように、
軟体動物のごとく、機械じかけのごとく、
波うつ。うねる。はねる。渦巻く。砕ける。漂う。

なーんて書いても、伝わらないですね。
では、40秒ほどの短い動画で雰囲気だけでも。
(つぎはぎのデジカメ動画ですみません)

非日常的な身体の躍動をじっと見つめていると、
ふだん私たちが生活しているときの意識や感覚が、
しだいにあやしく揺らいできます。

「なんだろう…この動きは…この感じは…」と
頭のなかにざわざわと広がっていく意味の空白。
よくわからない状態のまま、浮遊していく感覚。

たとえば、目にみえない「魂のようなもの」を
どう表現するか、いかにカタチにするかという点で
宗教と芸能・芸術はよく似ています。

古代の人々が、よくわからない自然の力を「神」と呼び、
その到来を「まつ」ことが「まつり」となったように、
現代の私たちは、日常を異化し、揺さぶってくれる
パフォーマンスとの出会いを心待ちにしています。

Baobabさんに限らず、この芸術祭に来てくれた
パフォーマーの皆さんは、大げさな言い方をすると
まちにとっての来訪神=まれびと役のような存在だと
言えるのかも知れませんね。

何ものかが立ち現れ、去っていく舞台。
神社という特別な場所ということもあって、
日常と非日常の境界で
そんなことを考えてしまいました。

では、今回のパフォーマンスのラストシーン、
夢幻能のような余韻を残して去ってゆく
ダンスの神々の後ろ姿をどうぞ。

いいですね。なんだかクールでせつない。

枝光まちなか芸術祭は、今日で千秋楽。
お祭りは、家に帰りつくまでがお祭りです。

枝光まちなか芸術祭 2015

10月10日、11日、12日の3日間、
演劇やダンスなどのパフォーミングアートのグループが
枝光商店街やアイアンシアターなどを舞台に
さまざま作品を上演する「枝光まちなか芸術祭」。

本日、枝光商店街でオープニングアクト飾ったのは
はるばる仙台からやってきた「すんぷちょ」と
九州国際大学付属高校の吹奏楽部の皆さんでした。
sumpucho

ご存じない方、見逃してしまった方のために、
その雰囲気だけでもお伝えしたいと思います。

まずは、みんな大好き「あまちゃん」のテーマ。
TVドラマのオープニングシーンでは
あまちゃんが元気に防波堤を走りましたが、
さて、ここ枝光商店街では… 笑


次は、来場客と吹奏楽部が一体となっての
見事なコール&レスポンス!
会場で手売りされていたオモチャのラッパ(300円)が
いい仕事をしています。

最後は、今回撮影したなかで一番好きなシーン。

ここは商店街ですから、上演中も
ごくフツーに買い物のおばちゃんが通るし、
小さい子どもが駆け回ったりします。

吹奏楽部が「アリラン」を演奏していると、
絶妙のタイミングで自転車のおじいちゃんが
スーッと通り過ぎていきました。笑

まるでコメディのワンシーンみたい。
では、さっそく登場していただきましょう!
何度観ても、笑ってしまいます。