「向こうのレンガの塀がね…」「へぇ。」

かつて八幡製鐵所の本事務所だった跡地には、
いま、北九州八幡ロイヤルホテルが建っています。
前回の写真を拡大すると、ブライダルフェアの看板と
結婚式用の教会の塔が写っていますね
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さらにホテルの方へ歩くと、長い階段がありました。

この一歩一歩は、
天にも昇るような幸福な結婚を予祝しているのか?
あるいは、
結婚後の苦難の道のりを暗示しているのか?笑 k05
そう、枝光地区は、坂や階段の多いまちでもあります。
→(パート2『坂と階段のまち編」へ

階段を上っていくと、こんな案内板が。 k06 「えー、まだ続くの?」と思っても人生はひき返せません。笑

上りきってホテルの敷地を裏手に回ると、 本事務所時代のレンガ塀を発見。 2代目の本事務所ができたのが1922(大正11)年だそうで、もしかすると、大正期のものかも知れません。 k07ネットで調べてみると、本事務所の建物には 「鉱滓煉瓦(こうさいれんが)」が使われていたそうです。
「鉱滓」とは、鉄をつくるときに生じる不純物で、 これらをレンガの素材としてリサイクルしたものが 鉱滓煉瓦だとか。
ここのレンガ塀も、きっとそうだと思います。(たぶん) k08

では引き続き、枝光にある有名な(?)
近代化の産業遺産をめぐってみましょう。 (つづく)