00:「たかが」と「されど」の間で。

来週は北九州地区の私立高校の一般入試。

本格的な受験シーズンに入って、
風邪やインフルの流行が気になるところ。
結果はともかく(←いやそれが一番やろ)
すべての受験生が万全な体調で
試験にのぞむことができるといいですね。

もちろん結果も大事ですが、
まぁ、落ち着いて。

どんな学校に入り、卒業したかという
試験の結果しか見ようとしない風潮が
ずっと教育の現場を歪め続けてきました。
それで学校の先生方も苦労しています。

そんな偏差値教育の中で育った私たちもまた、
多かれ少なかれ、教育観が偏っています。

教育の話となると、決まって成績の話になります。
ま、点数や順位など目に見える数字を見せられると、
ついつい気になってしまうのも人情ですけど。

働くオトナは日々感じていることですが、
生産性や売上げなど、結果を強く求められると、
ストレスがかかり、何ごとも息苦しくなります。

結果のことばかり、あれこれ考え続けると
プレッシャーがかかるのは、子どもでも同じです。

スポーツも学習も、ストレスがかかった状態で、
いいパフォーマンスは期待できません。よね?

なかには心理的に追いつめて不安にさせて、
最大限のパフォーマンスを発揮させようとする
ブラック企業のような教育法もありますが、
心を病んだり、性格が歪んだり、と
長期的には副作用の方が大きいと思います。

人生、長い目で見れば、1回の受験よりも
毎日をどう生きるか、いかに学び続けるか
そのプロセスを楽しもうとすることが大事だよ。

オトナとしては、どんな結果になろうとも
そんな正論で安心させてあげるべきじゃないか。
むしろ「たかが受験じゃないか」。
そのくらいのスタンスでいいと思います。

「…されど、がんばれ受験生!」
と、心の中で祈らずにはいられないのも
また仕方のないこと。人間だもの。

学習塾を始めて十数年になりますが、
このブログでも、子供たちとその保護者を
微力ながら応援していきたいと思います。
受験勉強のちょっとしたコツも紹介します。

カテゴリー・タイトルは「2019:テスト解法例」。
嫌いなテスト勉強、退屈な教育をいかに
乗り切るか…その解き方の一例を示せれば…、
そんな大げさな意図を込めてみました。

平成の終わりに、明治を知ろう。

いのちのたび博物館で開催中の、冬の特別展
「世界遺産のまち 北九州と明治日本の産業革命遺産」
に行ってきました。(2019年2月11日まで開催中)
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今日足を運んだのは、関連イベントの
「ひびのとぶらっと」(学芸員による解説)が
あることを、登録しているメールマガジンで
知っていたからでした。

※「いのちのたび博物館メールマガジン」は、
同館のホームページから登録できます。(無料)

やっぱり、専門家の話を聞きながら見ると、
興味も湧きますし、あっという間に時間が過ぎます。
今回、学芸員の日比野氏は予定時間を延長して、
3階のテーマ館まで巡回して解説してくれました。
参加者は、歴史好きなシニアの方ばかりと思いきや、
大学生くらいの若い女性も混じっていました。

入ってすぐの所、1910(明治43)年に撮られた
八幡製鐵所の写真を引き伸ばした特大パネルは
とても高精細でインパクトがありました。
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写真中央の下の方、線路 (鹿児島本線)の
手前に写っている細長い黒い点、わかります?
実は、この子供の着物の丈までわかるほど詳細です。

昔の八幡の地図や写真パネルも展示されていて、
まだ製鉄所ができる前の八幡村(たぶん枝光付近)の
貴重な写真もありました。
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個人的にはとくに、HPの「やはたクロニクル」
書いたこともあって、安川敬一郎関連の展示物や
山本作兵衛の最大の炭鉱記録画などが興味深かったです。

今回の特別展の内容は、3つのテーマに分かれています。
◎第1部「鉄都・八幡の誕生」
◎第2部「石炭と鉄がつくった工業都市・北九州」
◎第3部「富岡製糸場―もう一つの「明治日本産業革命遺産」/官営工場―」
※常設展観覧料(大人は500円)で入場できます。
※特別展の特設HPはこちら→ https://tetto-yahata.jp/

今回のえだみつロコのレポートは
以上です。

「きついえさ」とは何か?

新年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

と、今年初めて枝光北市民センターを訪問。
地域の小学生を対象にしたイベント
「いきいき子ども広場」の打ち合わせでした。

昨年は、割りばしで作る「ゴム銃」を
子どもたちにレクチャーしました。
覚えてます?
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私も小学生のときに作って遊んだのですが
作り方をすっかり忘れていたので、その日に備えて
ネットで検索し、数十年ぶりに作りました。
つい熱中して、幾つも幾つも作ってしまひました。

「ゴム銃」、「ゴム鉄砲」、「輪ゴム鉄砲」、
「割り箸ゴム鉄砲」などで検索をかけると、
作り方を紹介したサイトがヒットします。

子どもたちはもちろん、市民センターにいた
シニア世代の方たちも「おや、懐かしいね」と
面白がってくれたようで、めでたし、めでたし。

さて、今年は何をやるか。。。

講師を依頼されて、あれこれ考えたのですが、
今回は「ひらがなポーカー」を提案しました。

ひらがなポーカーの公式サイトはこちら。
https://hiraganapoker.com/

商品化されたものを買って遊ぶのではなく、
これを手作りしてみんなで遊ぼうという企画です。
紙とペンとハサミがあれば簡単に作れます。
hiragana

実際に手作りしたひらがなカードを持参し、
市民センターの館長さんと担当者と私の3人で
説明がてら「ひらがなポーカー」をやってみました。

トップ賞は、館長さんの「きついえさ」。

どんなエサやねん!笑

なにやら動物が、嫌々ながらまずいエサを
食べさせられている様子が目に浮かびます。

これを、妻の手料理に対する夫のつぶやき、
心の叫びだと想像すれば、さらに笑えます。
えっ、笑えない冗談だって?

同じカードの並べ替えで「さつえいき(撮影機)」も
作れますが、これだと「うまいね」で終わりです。
たいして面白くありません。
ひらがなポーカーは、いちばん面白い言葉を
作った人が勝ちなのです。

想像力を広げれば広げるほど面白い、
オトナでも、十分に楽しめる遊びです。

くきのうみ花火の祭典2018

暑中お見舞い申し上げます。

7月21日(土)洞海湾の花火を録画してきました。
場所は、枝光のグッデイから海へ向かっていちばん奥。
東田親水公園の北のはずれにある松ヶ島港のあたりです。
(下の地図の★印)
hanabimap

すでに何組もの家族連れが車で来ていて、
キャンプ用のチェアを並べてくつろいでいました。
(私は運動不足解消のため、家から歩き)
残念ながら、牧山が邪魔になって低い花火や
若戸大橋のナイアガラは見えませんが、
上まで打ちあがる花火はよく見えます。

論より動画。というわけで、
枝光から見た「くきのうみの花火」を
3本の短い動画に編集しました。

↓ まず1本目は、47秒ほど。

↓ 続きまして2本目。こちらは46秒。

↓最後。短い20秒ほどのクライマックス。

空に月のこして花火了りけり (久保田万太郎)

枝光小のシャクナゲ

春の雨で桜は散ってしまいましたが、
枝光小の旧正門付近のシャクナゲが見頃です。

シャクナゲ (石楠花・石南花) は、
ツツジ(躑躅)の仲間だそうで、
花を見ると、なるほどよく似てます。

校舎を背景に撮ってみたのですが
雨に濡れる石楠花も
これはこれで風情があります。
(2018年4月6日撮影)

では、飯田蛇笏(だこつ)の俳句を添えて。

石楠花の紅ほのかなる微雨の中

枝光小のシャクナゲ
枝光小のシャクナゲ

 

さくらのトンネル@枝光台中

春休みのこの時期、枝光台中学校の
校門から校舎入り口へと続く坂道は、
昔の枝光北中の頃と変わることなく、
さくらのトンネルになります。

花が散るころには、このように
ピンクの絨毯が敷きつめられます。
(2018年4月1日撮影)

さくらのトンネル
さくらのトンネル

やはラボ・カフェ OPEN!

宮田町のYaha-lab.(やはラボ)では、
地域の方が誰でも参加できる
“学びのカフェ”を
毎月1回のペースで開いています。

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カフェというか、お茶会ですね。
ちょっとカッコつけてみました。笑

文学、歴史、科学、カルチャーなど
さまざまな分野の偉人や有名人、
知恵の断片、話題のトピックから
主宰者(矢原)が毎回テーマを決めて、
おもてなし(プレゼン)します。

また、関連する本やネットの情報、
ビデオ映像などの資料を紹介します。
(できる範囲で)

学校のような堅苦しい場ではなく、
素人ならではの気楽さで
ちょっと知的な関心事について
面白半分に語りあえるサロンです。

どうぞ、茶飲み話ほどのつもりで
お気軽にお立ち寄りください。

<これまでのおもてなしメニュー>

2016年
11月:オトナの学びなおし~茶話会~
12月:世紀の難問「リーマン予想」とは?

2017年
1月:「超芸術トマソンから路上観察へ」
2月:「赤瀬川原平~中古カメラと老人力~」
3月:「司馬遼太郎➀~この国のかたち~」

今月は、4月20日(木)午後2時~4時の予定
テーマは前回に引き続き、
「司馬遼太郎~22歳の自分への手紙~」です。

ちなみに…
現在までの常連のお客さまは3名。
まだお席に余裕がございます。

枝光八幡宮に初詣

1月3日の朝、枝光八幡宮に初詣。

境内に着くやいなや、
目に飛び込んできたのは
真っ赤な消防自動車!
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な、何事?と思ったら
地域の消防団(第5分団)の皆さんが
神前でお祓いをうけていました。
きっと火事や災害のないようにと
祈ってくださっていたのでしょう。
ありがたいことです。

そういえば、年頭の恒例行事に
消防の出初式がありますね。

ネットで調べると、今年の北九州市消防出初式は
1月8日(日)の9:30~11:45
場所は、門司区の「海峡ドラマシップ」北側広場

枝光からだとちょっと遠いですが、
はしご乗りやまとい振りをはじめ、
音楽隊の演奏やカラーガード隊など
いろいろな演技や行進があるようです。

くわしくは、北九州の観光サイト
「ぐるリッチ!北九州」
(↑文字クリックでリンク)

枝光の門松

あけましておめでとうございます。

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上の写真は、
枝光北市民センターに飾られた立派な門松。
毎年、地域のボランティアグループ
「草取り隊」の方々が手づくりしているもので、
市民センターだけでなく、枝光小学校や
枝光台中学校にも飾られています。

一方、下の写真は、
センター近くの山本工作所の入り口に
毎年飾られているドラム缶製の巨大な門松。
知る人ぞ知る枝光のお正月の風物詩です。
(後ろの車と比べると大きさがわかります)
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いまでは「松飾り」をしない家も多く、
「門松」という言葉すら知らない子どももいます。

「歳神(としがみ)の依り代として飾られる」
といった門松の由来を子どもに聞かせる親も減り、
お正月の風習の根っこにある近代以前の意識、
神様を待つ(=松)なんて感覚は、
なかなか伝承されなくなってしまいました。

かくいう私も、
「まつり(祭・祀・奉」の語源は、
神霊を「まつ」ことだという説を知ったのは
ずいぶん後になってからですが、
それでも子どもの時分には
前近代的な伝統文化や季節の祭事や慣習は
生活のなかにまだかろうじて残っていました。

「これ何?」という子どもの問いに答えたり、
いっしょに謎解きを楽しむには大人の側に余裕がいるし、
いつまでも子どものような素朴な好奇心を
持ち続けていたいものです。

納涼!ロイヤル会

spaceworld8月21日(日)、北九州八幡ロイヤルホテルで
枝北中の同窓生(18期)が集まって飲み会をしました。

昨年の「はるみ会議」の席上で
古賀君と堀田君がいい出しっぺとなって
開催の運びとなった恒例の夏の飲み会で、
今年で2回目です。

今回、私がデジカメを持参しなかったため
小野君が撮影した写真を送ってもらい
「北中55!」の近況報告のページに
画像をアップしました。
(おんのん、ありがとう!)

上の花火の画像をクリックすると、
「北中55!」の該当ページへ飛びます。