昨日に続いて、枝光北市民センターの
文化祭を取材してきました。
本日25日のメインプログラムは、
講堂ステージでの各クラブの芸能発表です。
18のクラブが全70タイトルを披露。
総出演者数はなんと、のべ130人!
そのほとんどが“お年寄り”と呼ぶのも
はばかられるほど、若々しく芸達者な方々。
今回は、枝光ロコの取材ということで、
1番目の大正琴ポピーさんの「故郷を離るる歌」から、
大トリの日舞クラブさんの「奥の細道」まで
ぜんぶ見ました。見とどけてきましたとも。
いやぁ、凄かった。
まるで異文化の一大スペクタクル!笑
皆さん人生経験ゆたかな方々ですから、
その趣味・センス・文化も実にさまざま。
いろんな世界があるんだなぁ…と
驚かされっぱなしでした。
曲のジャンルだけとってみても、
日本の民謡に唱歌、なつメロに昭和歌謡、
演歌にゴスペルにハワイアンに、ロシアの歌謡に
スコットランド民謡、洋楽のスタンダード…etc。
はじめて聴く曲もいっぱいありました。
たとえば、微妙な節回しの日本の民謡とか、
残念ながら私には理解する力がないため
はたして上手いのか、そうでもないのか、
正直よくわからなかったりするわけですが。
もともとそういう唄なのかな、とか。笑
17人の女性コーラス「コーロ・ビーボ」に
9人の男性コーラスが加わっての
混成合唱もすばらしかった。
「広い河の岸辺」という曲、知ってます?
聞いてる方が恥ずかしくなるほどの
甘~いラブソングでした。こんな歌詞の。
「♪もしも小舟があるならば
こぎ出そう ふたりで~」
もう後期高齢者だから…なんて
言ってる場合じゃない。
男性がロマンチックに「漕ぎ出そう」と
女性に歌いかけるわけですよ。
で、こぎ出した二人は、どうなると思います?
「♪ふたりの舟は沈みかける
愛の重さに 耐えきれず~」
真剣に歌っている姿が余計におかしくて、
思わず笑いのツボを押されてしまいましたが、
もちろん耐えました。耐えきりましたとも。
さて。踊りの出演者は、ほぼすべて女性でした。
(最後に紹介するヒップホップダンスで、
唯一男の子2人ががんばっていました!)
可愛いコスプレのようなカントリーダンスありーの、
美しくて優雅なフラダンスもありーの、
ドラマ「マッサン」の主題歌「麦の歌」に合わせて
元気もりもり健康体操が披露されたかと思うと、
一転、演歌の世界を艶やかに演じる日本舞踊があり、
もう圧倒されてクラクラしてきます。笑
「待ってました!」と掛け声が飛び、
まるで大衆演劇のような世界がそこに。
会場の皆さんも、実に楽しそう。
どうやら演歌の世界 女歌と男歌に即して
藤あや子的な艶っぽい「女舞い」と
北島三郎的な凛々しい「男舞い」があるようで、
男舞いは、女性が吉田松陰や沖田総司を演じ、
キリッと型をキメ、観客に流し目をくれるのです。
司会者が「同じ女性ながらゾクッとします」と
言ってましたが、毎年楽しみにしている
ファンの方もいらっしゃるようでした。
2日目のステージで貴重だったのは
若い人がやっている2つのクラブでした。
女性6人組のコーラス「tutti(トゥッティ)」は、
映画「天使にラブソングを」で歌われた
ゴスペル「Hail Holy Queen」などを披露。
演歌に日舞といった濃厚な演目が続くなか
清涼剤のように爽やかなコーラスで会場を魅了し、
近くの席の高齢者が「若いって、いいねぇ」と
しみじみと言ってました。私も同感でした。
もう1つは、子どもたちが中心メンバーで
ヒップホップダンスを披露した「Shiny Branch」。
シャイニー・ブランチとは、光り輝く枝。
つまり“枝光”のことなんですね。
では今回、いちばん盛り上がった(と私が感じた)
Shiny Branchのステージのほんの一部をどうぞ。
今回、2日間に渡ってたくさんの写真を撮ったので、
そのうち、レコレポ(HP版)にアップします。