夜宮公園の梅2019

北九州市HPの開花情報
夜宮公園の梅が「見頃」となっていたので
出かけるついでに立ち寄りました。

なんか様子が変わったな…と思ったら
あっ、弓道場がない!
01park

そうなのです。夜宮弓道場は、
2016(平成28)年9月に閉鎖されて、
戸畑区役所そばの「浅生スポーツセンター」に
9つのスポーツ施設が集約されたのでした。

てぇことは、夜宮公園の梅林には、何年も
足を運んでなかったってことか、俺としたことが。

梅園の手前には、梅の花を彫った
こんな案内の石まで立っていました。
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梅園には遊歩道が整備されていて(一部工事中)
頂上には展望台がありました。
以前からありましたっけ?

それはそうと「見頃」と書いてたはずなのに、
南側の斜面から上ると、まだまだぜんぜん。
ただ、頂上から見下ろすと満開になっている
梅の木もちらほらと見受けられます。

ブログ映えしそうな花を選んで
写真を撮ってきました。
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咲くときは一緒と梅の賑やか好き 高澤良一

 

他の梅の句へ→ 「梅は咲いたか。」
梅の和歌へ→ 「花のいのち、歌のこころ。」

盛りさがる市長選挙の話。

昨日、北九州市長選が行われ、
現職の北橋健治氏が当選しました(4選目)。

西日本新聞によると、投票率は33.48%
過去最低を更新したそうです。Wao!
有権者の3人に1人しか投票に行ってない。
そういう計算になりますね。

候補者の得票数を見てみましょう。
◆北九州市長選(2019年1月27日投開票)
北橋健治:196,684(当)
永田浩一: 38,555
秋武政道: 27,223

北橋氏は、次点の候補者に5倍以上の
大差をつけての圧倒的な勝利でした。
ただ、有権者数は79万4276人なので、
北橋氏に投票した人は有権者全体の
約25%という寂しい結果になりました。

過去最低の投票率33%という数字は、
「私が投票に行っても行かなくても
たぶん北橋さんが勝つだろう」と予想して
投票に行かなかった人が多かったのか。
あるいは、まったく関心がなかったのか。

たとえば、次代を担う若者はどうか。
西日本新聞(1月22日)によると、
「前回市長選(2015年)では、20~24歳の
若者世代の投票率が12.73%と低迷した。」と
あるので、今回も20代の若者の投票率は
きっと8人に1人くらいの割合でしょう。

ネットにこれまでの北九州市長選の
投票率の推移を示すグラフがありました。
市長選投票率推移600b

(※一部加工しています)

昭和の時代には、ずっと60%を超えていたんですね。
平成になってガクンと下がったことがわかります。

ちなみに、平成19年(2007)に盛り上がったのは
民主党が推す北橋氏と、自民党が推す末吉興一市長の
後継候補が対決した選挙のときでした。

こうした傾向は国政選挙(衆院選)でも同じで、
なぜか平成以降になって投票率が下がっています。
(平成2年から8年までに16.5ポイント低下)
※数字は北九州市における投票率です。
衆議員投票率推移600

平成17年(2005)の小泉内閣の郵政民営化選挙と
平成21年(2009)に民主党が政権を奪った選挙で
投票率が一時的に上がりはしましたが、
その後は5割前後で推移しています。

北九州市に限らず、全国的な視野で見ると
平成になって投票率が下がったのは、
バブル崩壊後の不況の影響でしょうか。

日々の仕事に追われて政治どころじゃない。
誰が当選しようと、私の給料は変わらんし…。
そう考える人々が増えたからでしょうか。

国内全体では景気がいいと聞きますが、
景気がいいのは、どんな人たちでしょうか。
たとえば、全国の法人企業についての
こんなデータがあります。
経常利益推移

なんでしょうか、この差は。
そりゃあ、大企業の利益が大きいことは
当然予想がつきますが、平成に入ってから
格差がこんなに広がり続けています。

ちなみに、2016(平成28)年現在で
北九州市にある企業の約8割
資本金1千万以下の零細・中小企業です。

投票率の低下は「今のままでいい」という
現状肯定の表われでは決してないと思うのですが。
自分や家族のことでいっぱいいっぱいで、
社会について考える余裕がないのか、
考えても仕方ないと感じているからか…。

実は、政治や経済のことはよくわからんけ
かしこい専門の人たちにまかせておけばいい。
どちらかというと、私もそう考える一人ですが、
政治やビジネスを動かしている人たちとの
格差が広がり続けるのは、いかがなものか…

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と
チコちゃんに叱られちゃいそうだな…
そう感じた平成最後の市長選でした。

平成の終わりに、明治を知ろう。

いのちのたび博物館で開催中の、冬の特別展
「世界遺産のまち 北九州と明治日本の産業革命遺産」
に行ってきました。(2019年2月11日まで開催中)
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今日足を運んだのは、関連イベントの
「ひびのとぶらっと」(学芸員による解説)が
あることを、登録しているメールマガジンで
知っていたからでした。

※「いのちのたび博物館メールマガジン」は、
同館のホームページから登録できます。(無料)

やっぱり、専門家の話を聞きながら見ると、
興味も湧きますし、あっという間に時間が過ぎます。
今回、学芸員の日比野氏は予定時間を延長して、
3階のテーマ館まで巡回して解説してくれました。
参加者は、歴史好きなシニアの方ばかりと思いきや、
大学生くらいの若い女性も混じっていました。

入ってすぐの所、1910(明治43)年に撮られた
八幡製鐵所の写真を引き伸ばした特大パネルは
とても高精細でインパクトがありました。
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写真中央の下の方、線路 (鹿児島本線)の
手前に写っている細長い黒い点、わかります?
実は、この子供の着物の丈までわかるほど詳細です。

昔の八幡の地図や写真パネルも展示されていて、
まだ製鉄所ができる前の八幡村(たぶん枝光付近)の
貴重な写真もありました。
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個人的にはとくに、HPの「やはたクロニクル」
書いたこともあって、安川敬一郎関連の展示物や
山本作兵衛の最大の炭鉱記録画などが興味深かったです。

今回の特別展の内容は、3つのテーマに分かれています。
◎第1部「鉄都・八幡の誕生」
◎第2部「石炭と鉄がつくった工業都市・北九州」
◎第3部「富岡製糸場―もう一つの「明治日本産業革命遺産」/官営工場―」
※常設展観覧料(大人は500円)で入場できます。
※特別展の特設HPはこちら→ https://tetto-yahata.jp/

今回のえだみつロコのレポートは
以上です。

「きついえさ」とは何か?

新年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

と、今年初めて枝光北市民センターを訪問。
地域の小学生を対象にしたイベント
「いきいき子ども広場」の打ち合わせでした。

昨年は、割りばしで作る「ゴム銃」を
子どもたちにレクチャーしました。
覚えてます?
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私も小学生のときに作って遊んだのですが
作り方をすっかり忘れていたので、その日に備えて
ネットで検索し、数十年ぶりに作りました。
つい熱中して、幾つも幾つも作ってしまひました。

「ゴム銃」、「ゴム鉄砲」、「輪ゴム鉄砲」、
「割り箸ゴム鉄砲」などで検索をかけると、
作り方を紹介したサイトがヒットします。

子どもたちはもちろん、市民センターにいた
シニア世代の方たちも「おや、懐かしいね」と
面白がってくれたようで、めでたし、めでたし。

さて、今年は何をやるか。。。

講師を依頼されて、あれこれ考えたのですが、
今回は「ひらがなポーカー」を提案しました。

ひらがなポーカーの公式サイトはこちら。
https://hiraganapoker.com/

商品化されたものを買って遊ぶのではなく、
これを手作りしてみんなで遊ぼうという企画です。
紙とペンとハサミがあれば簡単に作れます。
hiragana

実際に手作りしたひらがなカードを持参し、
市民センターの館長さんと担当者と私の3人で
説明がてら「ひらがなポーカー」をやってみました。

トップ賞は、館長さんの「きついえさ」。

どんなエサやねん!笑

なにやら動物が、嫌々ながらまずいエサを
食べさせられている様子が目に浮かびます。

これを、妻の手料理に対する夫のつぶやき、
心の叫びだと想像すれば、さらに笑えます。
えっ、笑えない冗談だって?

同じカードの並べ替えで「さつえいき(撮影機)」も
作れますが、これだと「うまいね」で終わりです。
たいして面白くありません。
ひらがなポーカーは、いちばん面白い言葉を
作った人が勝ちなのです。

想像力を広げれば広げるほど面白い、
オトナでも、十分に楽しめる遊びです。

くきのうみ花火の祭典2018

暑中お見舞い申し上げます。

7月21日(土)洞海湾の花火を録画してきました。
場所は、枝光のグッデイから海へ向かっていちばん奥。
東田親水公園の北のはずれにある松ヶ島港のあたりです。
(下の地図の★印)
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すでに何組もの家族連れが車で来ていて、
キャンプ用のチェアを並べてくつろいでいました。
(私は運動不足解消のため、家から歩き)
残念ながら、牧山が邪魔になって低い花火や
若戸大橋のナイアガラは見えませんが、
上まで打ちあがる花火はよく見えます。

論より動画。というわけで、
枝光から見た「くきのうみの花火」を
3本の短い動画に編集しました。

↓ まず1本目は、47秒ほど。

↓ 続きまして2本目。こちらは46秒。

↓最後。短い20秒ほどのクライマックス。

空に月のこして花火了りけり (久保田万太郎)

枝光小のシャクナゲ

春の雨で桜は散ってしまいましたが、
枝光小の旧正門付近のシャクナゲが見頃です。

シャクナゲ (石楠花・石南花) は、
ツツジ(躑躅)の仲間だそうで、
花を見ると、なるほどよく似てます。

校舎を背景に撮ってみたのですが
雨に濡れる石楠花も
これはこれで風情があります。
(2018年4月6日撮影)

では、飯田蛇笏(だこつ)の俳句を添えて。

石楠花の紅ほのかなる微雨の中

枝光小のシャクナゲ
枝光小のシャクナゲ

 

さくらのトンネル@枝光台中

春休みのこの時期、枝光台中学校の
校門から校舎入り口へと続く坂道は、
昔の枝光北中の頃と変わることなく、
さくらのトンネルになります。

花が散るころには、このように
ピンクの絨毯が敷きつめられます。
(2018年4月1日撮影)

さくらのトンネル
さくらのトンネル

やはラボ・カフェ OPEN!

宮田町のYaha-lab.(やはラボ)では、
地域の方が誰でも参加できる
“学びのカフェ”を
毎月1回のペースで開いています。

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カフェというか、お茶会ですね。
ちょっとカッコつけてみました。笑

文学、歴史、科学、カルチャーなど
さまざまな分野の偉人や有名人、
知恵の断片、話題のトピックから
主宰者(矢原)が毎回テーマを決めて、
おもてなし(プレゼン)します。

また、関連する本やネットの情報、
ビデオ映像などの資料を紹介します。
(できる範囲で)

学校のような堅苦しい場ではなく、
素人ならではの気楽さで
ちょっと知的な関心事について
面白半分に語りあえるサロンです。

どうぞ、茶飲み話ほどのつもりで
お気軽にお立ち寄りください。

<これまでのおもてなしメニュー>

2016年
11月:オトナの学びなおし~茶話会~
12月:世紀の難問「リーマン予想」とは?

2017年
1月:「超芸術トマソンから路上観察へ」
2月:「赤瀬川原平~中古カメラと老人力~」
3月:「司馬遼太郎➀~この国のかたち~」

今月は、4月20日(木)午後2時~4時の予定
テーマは前回に引き続き、
「司馬遼太郎~22歳の自分への手紙~」です。

ちなみに…
現在までの常連のお客さまは3名。
まだお席に余裕がございます。

枝光八幡宮に初詣

1月3日の朝、枝光八幡宮に初詣。

境内に着くやいなや、
目に飛び込んできたのは
真っ赤な消防自動車!
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な、何事?と思ったら
地域の消防団(第5分団)の皆さんが
神前でお祓いをうけていました。
きっと火事や災害のないようにと
祈ってくださっていたのでしょう。
ありがたいことです。

そういえば、年頭の恒例行事に
消防の出初式がありますね。

ネットで調べると、今年の北九州市消防出初式は
1月8日(日)の9:30~11:45
場所は、門司区の「海峡ドラマシップ」北側広場

枝光からだとちょっと遠いですが、
はしご乗りやまとい振りをはじめ、
音楽隊の演奏やカラーガード隊など
いろいろな演技や行進があるようです。

くわしくは、北九州の観光サイト
「ぐるリッチ!北九州」
(↑文字クリックでリンク)

枝光の門松

あけましておめでとうございます。

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上の写真は、
枝光北市民センターに飾られた立派な門松。
毎年、地域のボランティアグループ
「草取り隊」の方々が手づくりしているもので、
市民センターだけでなく、枝光小学校や
枝光台中学校にも飾られています。

一方、下の写真は、
センター近くの山本工作所の入り口に
毎年飾られているドラム缶製の巨大な門松。
知る人ぞ知る枝光のお正月の風物詩です。
(後ろの車と比べると大きさがわかります)
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いまでは「松飾り」をしない家も多く、
「門松」という言葉すら知らない子どももいます。

「歳神(としがみ)の依り代として飾られる」
といった門松の由来を子どもに聞かせる親も減り、
お正月の風習の根っこにある近代以前の意識、
神様を待つ(=松)なんて感覚は、
なかなか伝承されなくなってしまいました。

かくいう私も、
「まつり(祭・祀・奉」の語源は、
神霊を「まつ」ことだという説を知ったのは
ずいぶん後になってからですが、
それでも子どもの時分には
前近代的な伝統文化や季節の祭事や慣習は
生活のなかにまだかろうじて残っていました。

「これ何?」という子どもの問いに答えたり、
いっしょに謎解きを楽しむには大人の側に余裕がいるし、
いつまでも子どものような素朴な好奇心を
持ち続けていたいものです。